The Tree of Life(2011) Dir. Terrence Malick

つい先月カンヌでパルムドールを獲ったテレンス・マリック監督の「The Tree of Life」。そんな超満員でもなくほどよい感じの込み具合で、Landmark Sunshine Cinemaで鑑賞。

手持ち画面に誰よりもはやく映像酔いしてしまう私にとって、ブラピファミリーのゆらゆらしたイメージショットの連続は辛い…。カット終わりに空に伸びる木にむかって、いちいちパンアップしたりと、マリック氏は、こだわりを見せていたが、私は残念ながら気持ち悪くて直視できなかった。でも途中でカメラの揺れのタイミングをつかんで来たので、ヤバそうな瞬間は目を閉じる、という方法で最後までなんとか乗り切れた。まあ、タイミングつまめるぐらい規則正しい映画だったんだろう。それに途中ちょいちょい(でも長めに)挿入される(うちの職場のMacのスクリーンセーバーみたいな)宇宙や海の映像が、疲れ目を癒してくれたのかもしれない…。

への字口のブラット・ピットは、浜ちゃんに見えて仕方がなかった。ちなみに、最近の浜ちゃんはうちの父にも少し似てきている。そんなつながりで、もし、うちの父がこの映画をDVDで見たとしたら「これはいつ話が始まるんかな」といって、三分の一は、早送りしてしまうだろう。実際に父は、それで「2001年宇宙の旅」を最後まで早送りしていたのを思い出した。

ともかく、こういう映画を見ると、アジア人は、自然や宇宙といった神秘的なものを、生活に密着させて表現できるけど、西洋人は、どこか不可解な異質なものとして捉えているのだな、と感じる。去年のカンヌのパルムドール「ブンミおじさんの森」を見た時は、なんか古いのか新しいのか、ギャグなのか本気なのか…、と不思議な気持ちにさせられたが、この「The Tree of Life」を見た後では、あっちのほうがよっぽど私には理解できた、と親しみが湧いてきた。