Human Desire (1954) Dir. Fritz Lang
仕組まれた罠/フリッツ・ラング監督
Beautiful legs of Gloria Grahame! She is saying “Look at my new shoes.”
DVDにて鑑賞。「どう?この靴買ったの」と夫に見せるグロリア・グレアム。少し安っぽく、最高に官能的な彼女の魅力を堪能した。
- December 28 2010 | - Read More →
Human Desire (1954) Dir. Fritz Lang
仕組まれた罠/フリッツ・ラング監督
Beautiful legs of Gloria Grahame! She is saying “Look at my new shoes.”
DVDにて鑑賞。「どう?この靴買ったの」と夫に見せるグロリア・グレアム。少し安っぽく、最高に官能的な彼女の魅力を堪能した。
High Sierra (1941) Dir. Raoul Walsh
ハイ・シェラ/ラウール・ウォルシュ監督
アイダ・ルピノの場末の女のいじらしさ!彼氏に殴られ傷心のルピノは、ボギーの優しさに触れて「この人こそ!」とすがり、ずっとついて行こうと決心する。その告白の言葉が印象深い。以前ボギーから「刑務所にいたときも、脱獄を考えたからこそ生きる希望を持ち続けられた」と聞いていたルピノは「私も昔からひどい暮らしをしていたけど、その生活を“脱獄”しようと、生活を変え続けていたんだと思うわ。でもそれが不幸だったなんて気づかなかったわ。あなたに出会うまで…」と語る。せつないなあ。
かっこいいボギーにも、ちゃんとせつない話が用意されいるところがいい。彼には惚れている女がいて、それが自分に不釣り合いな、いたって普通の家庭の娘だ。ところが、その娘は足が不自由だったため、ボギーは金まで貸して手術まで受けさせるのだが、足が直ったら急に派手で下品な女になりさがっている。その女の顔をみたさに、ルピノが押し掛けてくるのだが、ボギーがこっぴどくその女に振られているのを目撃してしまう。ルピノ「もうあいつに惚れてないんでしょ」、ボギー「わかってるんだったら聞くなよ」。そんな経緯で、ルピノとボギーはできあがった。うーん、ほんとにせつないカップルである。
30年代、組織社会からのはみ出しものにある種のあこがれを持って、客はギャング映画を求めた。エドワード・G・ロビンソンやギャグニーらが多く主演したギャング映画の終焉が、この「ハイ・シェラ」だともいう。そしてさらに不可解に暗いフィルム・ノワールに移行するのだが、その始まりが「マルタの鷹」だとすると両方にボギーが出ているのがおもしろい。まさに時代を反映する雰囲気を持った役者だったのだろう。
ニューヨーク在住8年目。おもしろい映画ってなんなんだろう。いい映画ってどうやってつくるんだろう、と考えるためのブログ。